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おしゃべり散歩道2011

山口衛里さんの結婚

 ピンクのバラを思わせる華やぎを持つマラソン選手が山口衛里さん(38歳)。2000年のシドニー五輪女子マラソンで7位に入賞し、その数年後に競技を引退。スポーツ栄養学や心理学を勉強したいと岡山県立短期大学に入学。卒業後は所属していた天満屋チームのコーチを務め、後輩の坂本直子さんや中村友梨子さんらの五輪選手を支えました。そして、2010年1月に都道府県対抗女子駅伝の岡山県チーム監督として同県初優勝を果たし、12月には天満屋チームが全国優勝を成し遂げました。
 そんな衛里さんが3月に入籍。それを機に3月31日付けで天満屋チームのコーチを退任し、アドバイザーに就任しました。ご主人の岡井克明さんは総合職で天満屋へ入社。衛里さんとは同期です。大学時代まで体操競技に打ち込んできた岡井さん。その後、会社を離れ、体操競技のクラブを設立。そして今、幼稚園等に出向いての運動指導から世界を目指すジュニアの指導まで数人のスタッフと共に行っています。衛里さんに話を聞くと「すごく波長が合うんですよ。数年前に再会した時、“あ、この人だ”と感じました。のろけてすみません」と明るい声が響きます。衛里さん自身、選手達が少しずつでも成長していくのを自分のことのように喜ぶ人なので、ご主人の岡井さんとは価値観が共通しているのでしょう。衛里さんは総合型地域スポーツクラブの“桃太郎夢クラブ”でジュニア選手の指導を続けます。お互いが更にパワーアップして、子ども達の夢の実現を叶えそうです。結婚祝いは何がいい?と尋ねると「仕事も続けますが、料理も頑張りたいので圧力鍋がいいです」と衛里さん。お幸せにね。  

(共同通信/2011年4月18日配信)

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