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おしゃべり散歩道2012

ライバル同士高め合い

 ロンドン五輪へ向け、女子マラソンの日本代表木崎良子さん(ダイハツ)は5〜6月、米国アリゾナ州で合宿を行っています。先日、監督の林清司さんが一時帰国。尼崎で開かれた関西実業団陸上競技選手権大会でお会いしました。合宿の様子を伺うと、木崎さんはトレーナーやマネージャーと共に同僚の中里麗美さん(テグ世界選手権女子マラソン日本代表)と練習をしているそうです。
 ライバル同志でもある二人が、木崎さんの本場を前に一緒に練習することに驚いた私は素直な感想を林さんにぶつけました。すると「これまでも二人は刺激し合って強くなってきましたから」とニッコリ。女子選手にありがちな“相手を気にして自分がみえなくなる”レベルではなく、二人が遥か高い次元で競技していることに気づかされました。
夕食は、宿舎近くの日本食のお店で牧野さん御夫妻と娘さんに作って頂いているようです。「これがおいしいんですよ。日本代表の水泳選手も食べにきていました」。海から遠いのに、特にウニがおいしいというのでびっくり。きっと牧野さんが日本選手のために色々と努力されているのでしょう。
 ところで五輪マラソンコースを下見した林さんは、曲がり角の多さなどから強い脚づくりが大切だと話します。そのために木崎さんと中里さんは起伏のあるアリゾナ大学の周り1周3.5キロの舗装路で走り込みを行っています。普通起伏の多い道は土や芝生、木片のクロカンコースが主流ですが「柔らかい所だとアキレス腱に負担がかかり過ぎので」と林さん。故障なく本番を迎えるために万全を期しています。競い合い、高め合う、木崎さんと中里さんの次のマラソンが楽しみです。

(共同通信/2012年5月21日配信)

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