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おしゃべり散歩道2013

せいかつのそばにスポーツが

 連日の猛暑が続く中、私は取材でスイス・サンモリッツに滞在。ベルニナアルプスの氷河から流れ出た水が川や湖を青く染めていました。滞在したホテルには毎日、驚くほど多くの日本人ツアー客がやってきます。平均年齢65歳位、足元はトレッキングシューズでスーツケースの他に背中にバックパックを。夏のスイスでトレッキング(山歩き)を楽しむ方々です。3日間で200人位とお会いしました。「嫁さんと高山植物を見に来ました」とか「70歳になってね。三浦雄一郎さん目ざしてガンバリますよ」なんて、全国各地からいらした皆さんは若々しく、溌剌とされていたのです。
 スイスではヨーロッパ初の登山鉄道が1912年に開通し、3454mまで登ることができます。またケーブルカーやロープウエイも発達しているので、気軽に3000m級の頂上まで登れて、山腹や氷河を歩くことが出来ます。「体力的にも、スイスの山歩きはちょうどいい」と、北アルプスの麓の岐阜県から来られた女性は話しましたが、確かに槍ヶ岳や穂高岳は気軽に登れるものではありません。
 取材の合間に世界遺産となっている氷河急行に乗りましたが、峠越えで並行して走る道に、カラフルなウエアに身を包んだロードレーサー達がたくさんいました。
 またチューリヒ湖にはヨットやカヌーがたくさん浮かび、父子で乗る艇を見かけ健やかな気持ちに。湖沿いのサイクリングロードにも自転車がたくさん走っていたのです。
 スイスは日本と並ぶ長寿国。自然が豊かで生活のすぐそばにスポーツがあると感じます。日本は高齢化社会が進む中で、より健康寿命を延ばすためには、気軽にスポーツできる環境整備が大切だと思いました。  

(共同通信/2013年7月12日配信)

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