人と人、つながり大事
桜からツツジへ季節のバトンが渡りました。新型コロナウイルスで自粛が続く中、著名人達がインターネットを通してバトンを繋いでいます。歌で医療従事者への感謝を伝えたり、自宅にいることを楽しもうとノリのいいダンスを見せてくれたり。
日本陸上競技連盟でも「#いまスポーツにできること」と題してトップアスリートの皆さんが家の中でできるトレーニング等を動画で紹介しています。男子短離陣は文字通り「バトン」をつなぎ、飯塚翔太さんが足の指のトレーニングを紹介して山縣亮太さんへ。すると、山縣さん「栄養も大事ですよ」とお料理を紹介する姿が微笑ましかったです。
また先日ラジオの仕事でお会いした、卓球の吉村真晴さんは自身の「まはるチャンネル」で、ラバーの張り方やラケットの素材について説明していました。ジュニア選手にとっては大変参考になる情報だと思います。またスリッパ卓球での熱戦も披露。「こんな時に少しでも役に立ちたい」と吉村さんは話しましたが、部活動が出来ない選手の皆さんを元気にしてくれるでしょう。インターネットやデジタル機器を生かしたうまい繋がり方だと思います。
またその一方で、私はこの期間に手紙を頂くことが多くなりました。皆さん、家にいる時間が増えて、普段気になっている人や疎遠になっていた人のことを思い出して文をしたためるのでしょう。私もこれまで以上に手紙を書く時間が多くなり、1人1人の顔を思い浮かべながら心が豊かになるのを感じています。人と人との繋がりはデジタル、アナログのどちらも大事!今できることを総動員して、新型コロナウイルスを乗り越えたいです。
(共同通信/2020年4月20日配信)
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