増田明美『カゼヲキル 3疾走』

オリンピックへの道、そのすべてがここにある!
試練づづきの美岬は、はたしてオリンピックの舞台に立てるのか?!陸上をはじめたあの日から始まった、オリンピックまでのひとすじの道。経験者にしか書けないマラソン小説、堂々の完結編!

あらすじ

ライバルの恭子とともに同じチームで駅伝を走り、恭子や陸上への思いがしだいに変化していく主人公・山根美岬(やまねみさき)。高校卒業後の進路を迫られ、大学進学か、それとも実業団への入団か悩み続けるも、その決め手となったのは、やはり「オリンピックの舞台に立ちたい」という強い気持ちだった。  
恭子とのたたかいは? オリンピックへ行くためには何が必要なのか? オリンピック出場選手として、美岬の名前を呼ばれる日はくるのか?! 「カゼヲキル」シリーズ堂々の完結編。

著者・増田明美より

42.195キロ。そのスタートラインに立つまでに、何年もの時間を細い体で紡いできた選手たち。だからこそ、マラソンを人生に重ね合わせる方も多いのではないでしょうか。ライバルとの確執、鍛錬の日々、挫折、勝負の駆け引き……。主人公・美岬が、どのように女子マラソン五輪代表を目指し成長していくのか。美岬に伴走しながら、沿道から声援を送りながら、読んでいただければ幸いです。

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「カゼヲキル 1助走」タータンのトラックさえ走ったことがない、田舎の中学二年生・山根美岬。自然に鍛えられた天性のバネを武器に、アスリートとしての自覚と、勝利への執着心を得るまでを描く「助走」編。 「カゼヲキル 2激走」マラソンの世界へ一歩足を踏み入れた美岬が、けがによる挫折を経てたどりついたのは、「やっぱり走りたい!」という強い気持ち。ライバルの恭子への闘争心がますます燃えあがる「激走」編。


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