増田明美のホームページ ビデオメッセージへ各種お問い合わせへトップページへ

TOP > おしゃべり散歩道 > 2005年目次 > エッセイ第7回
プロフィール
おしゃべり散歩道
イベント情報
出演予定
執筆活動
リンク集

おしゃべり散歩道2005

活力源はおいしいもの

 私が「カリフォルニア・レーズン大使」に任命されたのは昨年2月のことです。おかげで来日した米カリフォルニア州知事のシュワルツネッガーさんにお会いすることができました。「(同州の)ブドウの畑は広いからマラソンで回らないとね」と、気さくに応じてくださった笑顔が忘れられません。
 カリフォルニア・レーズン協会では、ミネラルを豊富に含んだレーズンを妊婦さんや骨粗しょう症が心配な方々、活発にスポーツをする人たちにも広く食べてもらおうと、さまざまなイベントを行っています。
 先日、同協会主催の「第8回フード・スペシャリスト懇談会」が都内のホテルで開かれました。各分野の方々が大勢参加。お料理を作ってくださったのは「なだ万」の料理長、大嶋尚幸さんです。「レーズンみそ田楽」「フォアグラ茶わん蒸し」などなど、どれもが舌鼓を打つおいしさで、レーズンとの意外な組み合わせが大好評でした。
 さて、管理栄養士の荒牧麻子さんと同じテーブルに。荒牧さんは栄養コンサルティングサービスの草分け的存在です。「長距離選手は海外でレースをする時、プロの料理人をつけるのですか?」と聞かれ、それから話は大いに盛り上がりました。
 アテネ五輪で「長嶋ジャパン」がプロの料理人をつけたことは有名です。でもマラソンではチームによって管理栄養士を頼むことはあっても、料理人をつけるという話は聞いたことがありません。荒牧さんによると、来日する欧米人はスポーツ選手はもちろん、政治家や俳優もプロの料理人を連れてくるそうです。
 やはりどの分野でも大仕事、大舞台に挑むときほど「おいしいものを食べる」ことが、何よりも活力源になるのだと納得しました。

(共同通信/2005年2月23日配信)

次のエッセイを読む 【2005年の総合目次へ】 前のエッセイを読む


Copyright (C)2001-2021 Kiwaki-Office. All Rights Reserved.
サイト内の画像・文章等の転載・二次利用を禁じます。