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おしゃべり散歩道2005

走る楽しさたっぷり

 いわし雲が浮かぶ青空の下、エンジ色のトラックでは子供たちの歓声が鳴り響いていました。10月1日、昨年に続き第2回目の“チャレンジラン”を開催。これは私がプロデュースする大会で、いうなれば国立競技場での“陸上祭り”なのです。東京陸上競技協会、株式会社ランナーズはじめ関係各位の方々の協力で成り立っています。そして嬉しいことに今年は宗茂さんが場内アナウンスの応援に駆けつけて下さいました。おかげで走って楽しい、観て楽しい大会になったと自負しています。
 さて、外苑のロードコース10kmに約2000名のランナーが参加。その後トラックでは小学生の800m、中学生以上の1500m、高校生以上の3000m・5000mがを行われました。なんといってもこの大会、出場資格がいらないので子供から大人までごちゃ混ぜの面白いレース風景なのです。それに公式記録も残るので自分の体力を知る良い機会。小学生の800mでは女子の記録が男子を上回りました。また5000mに参加した50代の男性が高校生に2周差をつけられスタンドから奥さんの声援の中必死の走りをみせる等々。それぞれが自分のペースでゴールに向かいました。
 そしてメインは最後の招待選手による5000m。女子のレースでは5000mの日本記録を持つ福士加代子さん(ワコール)が同僚の野田頭美穂さんと共に参加。第一生命、城西大学の選手と迫力あるレースを観せてくれました。観客は審判の方々の粋な計らいでスタンドから降り、トラックの6レーンあたりまで出て応援をしました。「福士さん速いなー」「足音があまり聞こえないんだ」子供たちはすぐ目の前を駆け抜けるスピード感に感動している様子でした。
 そんな姿を見ながら、これからも陸上競技の普及はもちろんのこと、観て楽しむ「陸上ファン」が増えるよう、皆さんと共に続けていきたいと思いました。

(共同通信/2005年10月3日配信)

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