 盛り上がった楽屋談義
青空に向かい木々の新芽が顔を出しました。深夜のスポーツニュースに月に１度出演することになり、先日初出演。他のゲストの皆さんの豪華さに驚きました。司会が魔裟斗さんで、プロ野球界から野村克也さん、小宮山悟さん。それに五輪金メダリストの鈴木大地さんとＱちゃん（高橋尚子さん）。放送前の楽屋は居酒屋風に盛り上がりました。久々にレース復帰した北島康介さんが日本水泳選手権で無冠に終わったことについて。台本に「北島崖っぷち」と書かれていたので、「全然崖っぷちじゃないよね」と私が話すと、鈴木大地さんが大きく頷き「彼にとってはロンドン五輪に向けてスケジュール通りじゃないかな」と。Ｑちゃんが「アテネ、北京と2大会連続で金メダルと取って、追い込んで追いこんで乾いた雑巾のようになっていたのだから、これ以上絞っても何も出ない。十分休養を取って、いっぱい水分を吸い込んだからこそ、またこれからぎゅうぎゅう絞っていける」と熱っぽく語りました。「Ｑちゃん、本番はもう少し手短にね」と私が言うと皆大笑い。
これまでテレビでは話さなかったエピソードも。小宮山さんは大リーグ時代、雨で試合開始が大幅に遅れた時、選手たちはユニフォームを脱いでカードゲームをして遊んでいたと。年間160試合以上をこなす大リーガーの大らかさとリラックス法に触れることが出来ました。また魔裟斗さんが腓骨を骨折しながらも勝利した試合の話をすると、「私も経験がありますが、真剣になると痛みが感じられなくなるんですよね」とＱちゃん。隣で野村さんが「みんなすごいねー」とぼやくのでした。それぞれの種目で極めた方々のお話は大変面白く、次の出演が今から楽しみでなりません。
（共同通信／2010年4月19日配信）
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