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Qちゃんパワーで大会白熱
岐阜駅を降りると、黄金に輝く織田信長公の銅像。そこに若葉の風を送るように「第5回高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」の青い幟がはためいていました。5月17日に開催された大会は、募集開始から5時間で13,000人の定員が埋まったそうです。冠の高橋尚子さんの人気が頷けます。毎年、海外招待選手の顔ぶれも豪華ですが「今年は国際マラソン・ロードレース協会の評価がブロンズからシルバーに格上げされました」と尚子さんも嬉しそう。この評価は、海外招待選手数やテレビ中継、ドーピング検査の実施など多くの条件をクリアした大会に贈られるものなのです。
それにしても、尚子さんのパワフルさには驚かされます。大会前日はゲストランナーの野口みずきさんと共に、多くの市民ランナーの前でトークショーとランニングクリニックを開催。その後すぐにスーツに着替えて、古田肇県知事や日本陸連の横川浩会長などが臨席した千人程の前夜祭で檀上に。国内外の豪華な招待選手達を丁寧に紹介したのです。そして大会当日は3qの部を走った後、コースの至る所でランナー達を応援しながらほぼ全員とハイタッチ。大忙しでも、Qちゃんスマイルを絶やしません。
レースは「この大会からリオや東京五輪への新星が誕生して欲しい」と話す大会長の尚子さんに応えるような展開に。日なたの沿道に設置された温度計が30℃を示す暑さの中、男子の部ではジェームス・ルンガルさん(ケニア・22歳)がスタートと同時に飛び出し、一度も先頭を譲らない横綱相撲で優勝。1時間2分21秒の好記録でした。ルンガルさんは2011年5月から約2年間トヨタ自動車に所属していた選手。今後が楽しみです。
(共同通信/2015年5月18日配信)
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